歴史・文化史・民俗学
ケガレの文化史   物語・ジェンダー・儀礼 [新装版]
ケガレの文化史

叢書・文化学の越境 11

服藤早苗・小嶋菜温子
増尾伸一郎・戸川点 [編]
四六判/336頁
本体3000円(+税)
ISBN978-4-916087-86-7
C1021
2008.05

中世史・民俗学


ケガレという観念は決して過去のものではなく、今日もさまざまな形で日本社会に浸透している。
ケガレの歴史的・文化的な形成過程を多面的にさぐる。

【目次】
〈ケガレ〉をめぐる理論の展開=北條勝貴

[1 物語]『日本霊異記』の性愛表現=山口敦史 〈産む性〉と禁忌=小嶋菜温子 鬼神を見る者=増尾伸一郎

[2 ジェンダー]巫蠱事件と女官=西野悠紀子 性愛の不浄観とジェンダー=服藤早苗 「穢れ」とする・されることの含意と差別の地政学=門馬幸夫

[3 儀礼]天武朝期の新嘗と諸国大祓=菊地照夫 釈奠と穢小考=戸川点 祓う・浄める・鎮める=橋本裕之ほか

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