映画・映像 | |
映画のなかの天皇 禁断の肖像 | |
日本映画史叢書9 | |
岩本憲児[編] |
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戦前から戦後へと、「天皇」はどのように描かれ変容していったのか。権力の視線と製作者の意図との交点に結ばれたその姿を、さまざまな映画ジャンルに検証する。 【目次】 不在と崇拝のはざまで──戦前日本映画の天皇像=岩本憲児 韓国皇太子と伊藤博文──明治末期の日韓皇室における映画の役割=卜煥模 『かくて神風は吹く』──歴史映画のなかの天皇=志村三代子 ハリウッドの天皇像──アメリカ映画に見るイメージ=マイケル・バスケット 空襲報道と天皇──『日本ニュース』第二四八号を巡って=川村健一郎 終わりの声/始まりの声──玉音放送と映画=石坂健治 『明治天皇と日露大戦争』──大蔵貢の「天皇映画」に見る懐旧と復古=岩本憲児 天皇を演じる歌舞伎役者=児玉竜一 現人神から生物学者へ──昭和天皇の科学者イメージの形成=川崎賢子 批判と中立と敬愛と──実験映像・ドキュメンタリーなどに見る天皇像=那田尚史 道化師としての天皇=大島幹雄 天皇/日輪/鏡、そして映画=藤原敏史 |
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【編者紹介】 岩本憲児(いわもと けんじ) 早稲田大学名誉教授/映画史・映画論 『サイレントからトーキーへ』(森話社、2007年)、『光と影の世紀』(森話社、2006年) |