映画・映像
サイレントからトーキーへ  日本映画形成期の人と文化
サイレントからトーキーへ

岩本憲児[著]
A5判/344頁
本体4400円(+税)
ISBN978-4-916087-78-2
C1074
2007-10

映画・映像[日本映画史]


大正から昭和初期、サイレントからトーキーに移行する時代の日本映画の表現形式をさぐるとともに、さまざまな領域から映画に関与した人々や、勃興する映画雑誌をとりあげて、モダニズム時代の映画とその周辺文化を描く。

【目次】
[プロローグ]雑誌『蒲田』と松竹モダニズム

[1 サイレントからトーキーへ]
接近と離脱 連続と切断 トーキー初期の表現 連鎖劇からキノドラマへ 和製ミュージカル映画の誕生

[2 異領域から映画へ]
権田保之助 小山内薫 寺田寅彦 村山知義・中井正一・清水光

[3 映画雑誌の誕生と批評の展開]
『活動写真界』の創刊 『キネマ・レコード』と帰山教正 『活動画報』と大正期の映画雑誌 『キネマ旬報』の創刊 『キネマ旬報』の成長
[エピローグ]溝口健二と傾向映画


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【編者紹介】
岩本憲児(いわもと けんじ)
早稲田大学名誉教授/映画史・映画論
『幻燈の世紀』(森話社、2002年)、『光と影の世紀』(森話社、2006年)