歴史・文化史・民俗学
声とかたちのアイヌ・琉球史
声とかたちのアイヌ・琉球史

叢書・文化学の越境 15

吉成直樹 [編]
四六判/440頁
本体3500円(+税)
ISBN978-4-916087-77-5
C1021
2007.07

歴史・民俗学


文字をもつことが本土にくらべ遅かったアイヌ・琉球の歴史を、口承文学・おもろ・図像・しぐさなどから紡ぎだす試み。本土社会に対峙してきたふたつの社会が「文字が無い」ゆえに獲得した豊饒な想像力とイメージの世界。

【目次】
アイヌ口承文芸における生存のユニット=坂田美奈子
物語人称と神話叙述=藤井貞和
『紙本著色箱館湾シベツ図風』=佐々木利和・谷本晃久
アイヌ社会と三つ巴紋=吉成直樹
アイヌ・ヤマト・琉球民俗の比較=下野敏見
東アジアにおける琉球語・アイヌ語・日本語諸方言の比較研究=
橋尾直和
古琉球末期のオモロ、尚寧王の君手擦り百果報事を中心に=
島村幸一
勝連おもろのダイナミズム=福寛美
奄美・沖永良部島の近現代と「脱沖入日」=高橋孝代

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