映画・映像 | |
家族の肖像 ホームドラマとメロドラマ | |
日本映画史叢書7 | |
岩本憲児[編] |
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明治・大正期の「家庭小説」の流行からはじまる起源、そして時代のモラルや心情を写しながら変遷し、やがてテレビドラマの世界へと移っていった、日本的ホームドラマとメロドラマの系譜と特質をさぐる。 【目次】 1 日本映画にみる家族のかたち=岩本憲児 [T家族像とジャンルの形成] 家庭小説から家庭映画へ=小林貞弘 菊池寛の通俗小説と恋愛映画の変容=志村三代子 大映「母もの」のジャンル生成とスタジオ・システム=板倉史明 [U小津安二郎と成瀬巳喜男] 小津安二郎と小市民映画=貴田庄 『東京物語』と戦争の影=井上理恵 成瀬映画の家族たち=スザンネ・シェアマン [V家族と国家] 『愛の一家』の映画化=ハラルド・ザーロモン 父、国家、そして家族=鄭秀婉(チョン・スワン) 戦後日本の国家と家族=廣瀬純 [W日本的メロドラマ] 戦後日本のメロドラマ=ミツヨ・ワダ‐マルシアーノ 二つの『暖流』とメロドラマ的欲望=伊津野知多 [X映画からテレビへ] 〈一家団欒〉してますか=小林竜雄 |
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【編者紹介】 岩本憲児(いわもと けんじ) 早稲田大学名誉教授/映画史・映画論 『幻燈の世紀』(森話社、2002年)、『光と影の世紀』(森話社、2006年) |