映画・映像 | |
映画は世界を記録する ドキュメンタリー再考 | |
日本映画史叢書5 | |
村山匡一郎[編] |
|
ドキュメンタリー映画は、はたして「現実」や「事実」を写しているのだろうか。 歴史・ジャンル・現在の展開をとおして、ドキュメンタリーの多様な相貌を描き、記録と表現の間にあるものを見出す。 【目次】 方法としてのドキュメンタリー──現実に向かうカメラをめぐって=村山匡一郎 [T 時代を写したカメラ] 台頭期のドキュメンタリー映画と記録映画=岩本憲児 アマチュア映画のアヴァンギャルド=西村智弘 誰がいかに語るのか──帝国の自民族中心主義(エスノセントリシズム)=宜野座菜央見 科学映画の興隆と迷走──文化映画論序説=奥村賢 [U 凝視する視線と見られた世界] スポンサード映画の光と影=江口浩 一九五〇年代の岩波映画製作所──戦後記録映画の転回点=上山実 アート・ドキュメンタリーの美学=越後谷卓司 映像人類学の現在=村尾静二 [V 多様な現実・多様な試み] テレビ・ドキュメンタリーの新たな相貌──「虚構」と「現実」のあいだで=竹林紀雄 ビデオ・ジャーナリズムの現在=佐藤博昭 ビデオ・アクティヴィズムの闘い=土屋豊 山形国際ドキュメンタリー映画祭とアジア=矢野和之 |
|
本書をamazonで購入 本書を紀伊國屋Books Webで購入 |
|
【編者紹介】 村山匡一郎(むらやま きょういちろう) 映画評論家/映画批評・映画史 サドゥール『世界映画全史』(共訳、国書刊行会、1992〜2000年)、『映画史を学ぶクリティカル・ワーズ』(編著、フィルムアート社、2003年) |