歴史・文化史・民俗学
連鎖する世界   世界システムの変遷と展望
連鎖する世界

石川卓[編]
四六判/272頁
本体2600円(+税)
ISBN4-916087-54-2
C1020
2005.09

社会科学・世界史


I・ウォーラーステインの「世界システム論」を手掛かりに、近代世界がいかに連鎖し、システム化されてきたかを概観する。
また、世界がシステム化していたために起こったといえる「9・11同時多発テロ」以降の世界システムと「帝国」の行方を探る。

【目次】
ヨーロッパにおける近代世界システムの誕生と「帝国」の死産=五十嵐修
日本の世界システムへの組み込み?──開かれた「鎖国」とプロセスとしての「開国」=パトリシア・スイッペル
世界システム論と東南アジア=大庭三枝、石油危機──世界システムへの挑戦だったのか?=池田明史
環境問題に見る世界のシステム化──近代世界システムの根本的危機か?=沖村理史
近代国家アメリカ主導の帝国型世界システム?=石川卓 など

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