山下久夫[著]
A5判/400頁
本体7500円(+税)
ISBN4-916087-48-8
C1095
2004.10
日本文学[近世]
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上田秋成の思い描いた理想の「古代」像とはどのようなものだったのか。
秋成は「古代」をどう語り、記述したのか。国学という観点から迫る秋成の全体像。
【目次】
[第一章 記述される「古代」]
「焼失」の古代語り 正史の根拠を問う 復古の虚構性 古代の記述・批評性
[第二章 浮上する九世紀]
宣長・真淵・景樹 秋成・「御国ぶり」の変容 「血かたびら」の「御国ぶり」
[第三章 「難波」中心の古代幻想]
幻想の都「難波の宮」 摂津国西岸へのこだわり 「水運の難波」への郷愁と喪失感
[第四章 評釈の恣意性と創造性]
東歌・防人歌評釈の意味 モノローグの評釈書『金砂』 老い・病・子思いのモチーフほか
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