日本文学[中世] | |
宗教と表象 | |
院政期文化論集4 | |
院政期文化研究会[編] |
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院政期の宗教は、歴史上も数学上も過渡期のものとされがちである。 しかし、密教の秘説化や神仏習合の体系化などはこの時代に深化している。 こうした宗教的特質と関連した美術・建築等の創造営為を検討して、その表象行為や機能を明らかにする。 【目次】 院政期法会論――院御願寺修正会をめぐって=松尾恒一 天台本覚論――証真説に着目して=大久保良峻 院政期の浄土教=梯信暁 中世寺院のネットワーク=福島金治 院政期と表象――モノ・コト・主体・行為=竹村信治 秘儀と建築空間――壇所の基礎的考察=山岸常人 書と書物――仮名、歌を表わす文字=別府節子 都の情景に浄土を見る―― 「片輪車蒔絵螺鈿手箱」考=玉蟲玲子 [コラム]医王山王=曽根原理 縁起・地名・仏像から考える平安寺院――和泉国近木地蔵堂=福原敏男 七寺一切経の成立と法勝寺=増尾伸一郎 東寺毘沙門天像の十二世紀=岡田健 宮曼荼羅の始原と展――勧請と象徴の神社絵図=松本公一 |
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