日本文学[中世]
「偽書」の生成  中世的思考と表現
「偽書」の生成

錦仁・小川豊生・伊藤聡[編]
A5判/368頁
本体6800円(+税)
ISBN4-916087-39-9
C3095
2003.11

日本文学[中世]
品切


中世の多様なテキスト群が形づくる〈豊饒なる混沌〉の様相。
そこに遍在する「偽書」の言説に分け入って、魅惑的な〈中世知〉の世界を探究する。

【目次】
御記文という名の未来記=小峯和明
未来騙りのテキスト――『愚管抄』のウソとマコト=深沢徹
楽書と偽書――『體源鈔』所引『至要抄』=中原香苗
署名する定家、装われるテキスト――仮託書論の一視角=川平ひとし
菅江真澄におけるモノガタリ=錦仁
中世神学のメチエ――『天地霊覚秘書』を読む=小川豊生
三宝院流の偽書について=伊藤聡
『蓮華三昧経』の基礎的考察=水上文義
付・翻刻『新選帝説集』『本朝事始』『和歌無底抄考』

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