日本文学[古代]
〈みやび〉異説  『源氏物語』という文化 [新装版]
〈みやび〉異説

叢書・文化学の越境 3

吉井美弥子[編]
四六判/264頁
本体2600円(+税)
ISBN4-916087-28-3
C1095
2002.11

日本文学[古代]
日本図書館協会選定図書


『源氏物語』の逆説と王朝的〈みやび〉の命脈を検証し、物語・能・絵画などにあらわされた享受と再生の様相に、各時代の文化の反照をさぐる。

【目次】
[座談会]『源氏物語』のパラドクス――光源氏と〈みやび〉幻想=小嶋菜温子・小林正明・土方洋一・吉井美弥子
転倒した『狭衣物語』=足立繭子
源氏能とは何か――謡曲「半蔀」のドラマトゥルギー=河添房江
江戸の源氏絵=田辺昌子
「物のあはれ」と勧善懲悪――宣長の『源氏物語』作中人物論=杉田昌彦
わだつみの『源氏物語』――戦時下の受難=小林正明
「夢の浮橋」架橋考――谷崎から『源氏物語』へ=吉井美弥子

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