小嶋菜温子[著]
四六判/288頁
本体2700円(+税)
ISBN4-916087-30-5
C1095
2002.11
日本文学[古代]
日本図書館協会選定図書
在庫僅少 |
神話や幻想に彩られた『竹取物語』には、帝=皇権のタブーが深々と主題化されている。
帝の身体とエロス、光の象徴性と暴威、タタリと鎮魂、帝の死と不死薬などの問題群を読み解き、表層から隠蔽されたその主題を析出する。
【目次】
[T王権を分割するもの]翁と姫 階層を越境する求婚者たち 帝の身体とエロス 聖なる暴威の光
[U隠蔽としての相互タブー]もたらされた罪 衛府と天皇 汚き地上と 月を忌むこと
[Vタタリと鎮魂]王朝のタタリ 鎮魂の擬制 祭祀のなかの「つはもの」たち
[W不死の物語・物語の不死]王の死と身体 もえる不死薬 三島『豊饒の海』にみる転生と不死
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