小峯和明[著]
A5判/400頁
本体5800円(+税)
ISBN4-916087-27-5
C1095
2002.06
日本文学[中世]
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説話が生成する場やその表現の位相を追究し、さらに注釈や歴史叙述との関連をさぐって、文字と口承がかたちづくる中世の言説世界を多方位 からとらえかえす。
【目次】
[1 説話の言説]
〈実語〉と〈妄語〉の説話史
〈雑談〉の時代
口伝の位相
[2 説話の表現]
説話表現の軌跡
説話の中世
説話の喩と語り
名のる語り手
世界の〈喩〉
[3 説話と注釈]
中世注釈の世界
『職原抄』注釈と説話
異端の官職注 注釈説話の小町
[4 説話と歴史叙述]
中世説話の仏法・王法論
物語論のなかの『平家物語』
『平家物語』と説話
中世の歴史叙述の方法
歴史叙述の構図
故事の変転ほか
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