日本文学[中世] | |
権力と文化 | |
院政期文化論集1 | |
院政期文化研究会[編] |
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「権力」と「文化」は相対立するものではない。 「権力」にはさまざまな形態があり、一方で人間集団が織りなすものすべては「文化」の範疇に入る。 院政期の権力=文化空間を、従来の政治史・文化史の枠組みを超えて活写する。 【目次】 院政期の文化と時代――〈見る〉ことの政治文化学=小峯和明 院政期の政治神学――仏法王法相依論の起源・論理・実態=前田雅之 社会的「決定」の手続と「法」――《例》の作用をめぐって=新田一郎 院政期の権門――内乱と武士政権の分立=元木泰雄 伝奏の女房――高倉院政期の性と政=下郡剛 知と血――摂関家の公事の説をめぐって=小川剛生 〈文狂〉の時代――院政期の宗教言説と偽書の創出=小川豊 梵・漢・和語同一観の成立基盤=伊藤聡 和歌の思想――詠吟を視座として=錦仁 [コラム]「昔」という時間=兵藤裕己 院政と皇位継承=今谷明 九条兼実と源頼朝=谷知子 起請文=佐藤弘夫 「ものの果て」の問答――『愚管抄』の〈結論〉=山本一 |
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