日本文学[中世]
平家物語・想像する語り
平家物語・想像する語り

高木信[著]
A5判/304頁
本体6600円(+税)
ISBN4-916087-19-4
C1095
2001.04

日本文学[中世]
品切


『源氏物語』をはじめとする王朝物語において「帝=天皇」はいかに描かれてきたのか。
物語表現の多角的な考察により「帝」の位 相をとらえかえす。

【目次】
[T〈日本〉と平家物語]
1 感性の〈教育〉――〈日本〉を想像する平家物語
2〈読み〉の変遷――〈日本―国民〉と平家物語

[U文学理論と平家物語]
3 日本的な、あまりに日本的な……
4 エクリチュールとしての平家物語
5 権力論の地平

[V〈義仲物語〉のディコンストラクション]
6〈義仲物語〉の構造
7 語りの詐術/騙りの技術
8「猫間」再読

[W終結する物語世界]
9 正統性の神話が崩壊する瞬間
10 平家物語にとって頼朝とはなにか

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