現代美術
デイヴィッド・ホックニー
表面の深度
デイヴィッド・ホックニー

田中麻帆[著]
A5判/288頁
本体3900円(+税)
ISBN978-4-86405-173-6
C1071
2022.11

現代美術




カラ―口絵

序論──ホックニーの「逆遠近法」再考

第一章
写真コラージュと「記憶」の表象──「逆遠近法」から記憶の集積へ
第二章
〈時〉のパースペクティヴ──マルセル・プルースト『失われた時を求めて』とのかかわり
第三章
ホックニーのキュビスム論の背景──一九八〇年代 写真コラージュとピカソの影響
第四章
「フランス三部作」舞台美術における時空間のコラージュ──二〇世紀初頭のフランス美術との比較を中心に
第五章
「カーテン・シリーズ」(一九六三年)──同時代美術とのかかわり、および社会的背景から
第六章
「移動する焦点」の実相──一九七〇─八〇年代の日本美術受容に着目して

結論──終わらぬ道の標に

あとがき

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索引

 
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[著者]
田中麻帆(たなか まほ)
1984年 横浜生まれ
2016年 早稲田大学文学研究科 美術史学コース 博士課程 単位取得満期退学
2018 年 博士(文学)の学位取得
[主な論文]
「デイヴィッド・ホックニーと〈時〉のパースペクティヴ──マルセル・プルースト『失われた時を求めて』との関わりから」『美術史』美術史学会、第172 冊、pp. 289-301、2012 年
“Rethinking David Hockney’s 'reverse perspective’: Focusing on the Acceptance of Japanese Art from 1970 to 1980”, Aesthetics, Japanese Society for Aesthetics, No. 21, pp. 55-68, 2018.