猪股ときわ[著]
四六判/320頁
本体3600円(+税)
ISBN4-916087-17-8
C1095
2000.10
日本文学[古代]
日本図書館協会選定図書
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古代の政治的・宗教的言説や、舞や音楽などをもふくむ多様な同時代の表現のなかで、『万葉集』はどのように読むことが可能か。
古代の歌の生成を、それらの表現の重層的ひろがりのなかでとらえかえす。
【目次】
[T遊行と歌垣] 出逢いという「事件」 遊行と歌垣 恋の宮廷――遊行女婦の成立 舞姫恋歌
[U天平宮廷のバロック] 天平宮廷と風流 天皇の行幸・歌の行幸 光の中の仏教儀礼 神女降臨――五節を舞う内親王
[V歌という言語フィールド] 歌の「こころ」――浜成の『歌式』と「無心所著歌」 大伴家持の異文化――越中の歌日記から 日付のある耳――家持の歌曼荼羅 万葉歌の知と遊戯
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