芸能・演劇 | |
「地域市民演劇」の現在 芸術と社会の新しい結びつき | |
日比野啓[編] |
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【総論】 第1章「素人演劇」の現在 様式・教育・コミュニティ=日比野啓 【I「地域市民演劇」と様式】 第2章「名もなき民の/声なき歌を/道に立つ人よ/風に解き放て」 パブリック・ヒストリーとしての「現代版組踊」=本橋哲也 第3章 宝塚風ミュージカル劇団のオリジナリティ=鈴木理映子 第4章 地芝居(素人歌舞伎)の現= 舘野太朗 【II「地域市民演劇」と教育】 第5章 赤門塾演劇祭 学習塾を母胎とする演劇創造=片山幹生 第6章 「女子校ミュージカル」の絆=舘野太朗 第7章 市民ミュージカルの興隆=日比野啓 【III「地域市民演劇」とコミュニティ創生】 第8章 地域共同体における「素人演劇」 神社祭礼との関わりから=畑中小百合 第9章 超高齢社会における高齢者演劇の展開 「老いの空白」を豊かにするもの=五島朋子 第10章 「弱さ」とともにある表現 紙芝居劇団「むすび」=中川真 |
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[編者] 日比野啓(ひびの けい) 成蹊大学文学部教授 専攻=演劇史、演劇理論 『三島の子どもたち──三島由紀夫の「革命」と日本の戦後演劇』(白水社、2020年)、編著書Music in the Making of Modern Japan: Essays on Reception, Transformation and Cultural Flows (Palgrave Macmillan, 2021) [執筆者](掲載順) 本橋哲也(もとはし てつや) 東京経済大学コミュニケーション学部教授 専攻=カルチュラル・スタディーズ 『ポストコロニアリズム』(岩波新書、2005年)、『『愛の不時着』論』(ナカニシヤ出版、2021年) 鈴木理映子(すずき りえこ) ライター、編集者 専攻=近現代日本演劇 『日本の演劇──公演と劇評目録 1980年?2018年』(監修、日外アソシエーツ、2019年)、「漫画と演劇」(共著、神山彰編『演劇とメディアの20世紀』森話社、2020年) 舘野太朗(たちの たろう) 東京文化財研究所無形文化遺産部研究補佐員など 専攻=日本芸能史、民俗芸能 「「相模の團十郎」たち──村芝居の興行」(神山彰編『興行とパトロン』森話社、2018年)、「民俗藝能の大正──民衆藝術・ページェント・郷土舞踊」(『都市民俗研究』第24号、2019年2月) 片山幹生(かたやま みきお) 大阪市立大学大学院文学研究科都市文化研究センター研究員 専攻=中世フランス文学、フランス演劇 「『恋愛の誕生』をめぐる言説──シャルル・セニョボスの「神話」の形成について」(『フランス語フランス文学研究』第112号、 2018年)、「典礼から演劇へ──典礼劇の言葉と音楽」(『Etudes francaise』第27号、2020年) 畑中小百合(はたなか さゆり) 大阪大学非常勤講師 専攻=民俗学 「憑依と演劇──メディアの向こうの「なまなましい」身体をめぐって」(川村邦光編著『憑依の近代とポリティクス』青弓社、2007年)、「戦時下の農村と演劇──素人演劇と移動演劇」(『演劇学論集』第47号、日本演劇学会、2008年) 五島朋子(ごとう ともこ) 鳥取大学地域学部教授 専攻=アートマネジメント 「地域とともに未来をつくる劇場を目指して──鳥取県鹿野町NPO法人鳥の劇場の挑戦」(野田邦弘ほか編『アートがひらく地域のこれから──クリエイティビティを生かす社会へ』ミネルヴァ書房、2020年)、「地域劇団と公立文化施設の協働が生み出す「わが町の劇場」──三股町立文化会館と劇団こふく劇場を事例として」(『地域学論集』第16巻第2号、2020年) 中川 真(なかがわ しん) 大阪市立大学特任教授 専攻=アーツマネジメント、サウンドスケープ、アジアの民族音楽 『平安京 音の宇宙』(平凡社、1992年)、『アートの力』(和泉書院、2013年) |