芸能・演劇
鬼と芸能  東アジアの演劇形成
鬼と芸能

叢書・文化学の越境 7

松岡心平[編]
四六判/256頁
本体2600円(+税)
ISBN4-916087-16-X
C1095
2000.7

芸能史
品切


「鬼」とは災厄をもたらすと同時に、福をももたらす両義的な存在である。
日本・中国・朝鮮半島における演劇の形成史と、追儺(鬼やらい)など祭祀儀礼との密接な関係を明らかにする。

【目次】
[座談会]祭祀と演劇――鬼神と翁の源流へ=鈴木正崇・田仲一成・野村伸一・松岡心平
追儺の系譜――鬼の変容をめぐって=鈴木正崇
日本芸能の特質=横道萬里雄
中国の追儺儀礼と初期の英雄武劇=田仲一成
中国儺戯と日本芸能――日中比較演劇の方法=大木康
古作の鬼能《小林》成立の背景――足利義満の明徳の乱処理策との関連=天野文雄
毘那夜迦考――翁の発生序説=松岡心平

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