中世の芸術と文化 | |
ZEAMI 05 中世の芸術と文化 | |
松岡心平[編] |
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能と中世文化を探求する論集。今回は世阿弥作の作品を中心に、興行の政治性、能の起源や身体論など、さまざまな角度から検討を加える。 [目次] 【I エッセイ】 渡辺 保 「芸」について 小林康夫 秋よ友よ──「姨捨」をシネマ風に 【II 対談】 中沢新一×松岡心平 能「当麻」をめぐって 【III 論文】 松岡心平 一条竹鼻勧進猿楽と世阿弥 沖本幸子 〈翁〉生成の磁場──方堅・乱拍子・摩多羅神 横山太郎 ハタラキ考──世阿弥以前の能における鬼の身体 竹内晶子 能「箱崎」考──本説の検討と諸本系統図作成を通して 倉持長子 能「雲雀山」のトポス──大和・紀伊の境界をめぐって 荒武裕一郎 歌うこと、旅すること──『西行物語』について |
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[編者紹介] 松岡心平(まつおか・しんぺい) 千葉工業大学日本文化再生研究センター主席研究員・東京大学名誉教授。日本中世演劇。 『宴の身体──バサラから世阿弥へ』(岩波現代文庫、2004年)、『中世芸能講義──「勧進」「天皇」「連歌」「禅」』(講談社学術文庫、2015年) |