日本映画史 | ||||||
映画産業史の転換点 | ||||||
本体4300円(+税) | 本書をamazonで購入 | |||||
[編者] [編者紹介] 谷川建司(たにかわ・たけし) 早稲田大学政治経済学術院客員教授。映画史、大衆文化研究 著書に『アメリカ映画と占領政策』(京都大学学術出版会、2002)、『戦後「忠臣蔵」映画の全貌』(集英社クリエイティブ、2013)、『高麗屋三兄弟と映画』(雄山閣、2018)、Cultural Politics Around East Asian Cinema 1939-2018 (Co-Edited, Kyoto University Press, 2019)など [執筆者紹介](掲載順) 西村大志(にしむら・ひろし) 広島大学大学院人間社会科学研究科准教授。文化社会学、歴史社会学 著書に『小学校で椅子に座ること』(国際日本文化研究センター、2005)、『夜食の文化誌』(編著、 青弓社、2010)、『大学的広島ガイド』(共編著、昭和堂、2012)、『映画は社会学する』(共編著、法律文化社、2016)など 久保豊(くぼ・ゆたか) 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館助教。映画研究、クィア・スタディーズ 論文に“Still Grieving: Mobility and Absence in Post-3/11 Mourning Films” (Journal of Japanese and Korean Cinema 11[1])、「毒々しく咲く薔薇の政治性──1990年代の小林悟作品に見るHIV/エイズに対するスティグマの可視化と無縁化」(『演劇研究』43号)など 伊藤弘了(いとう・ひろのり) 関西大学文学部非常勤講師。映画研究=批評 論文に「タバコをくわえたスター女優──小津安二郎『浮草』における京マチ子の存在感」(『ユリイカ』2019年8月号)、「是枝映画における入浴の機能──『DISTANCE』(2001)における入浴場面の欠如とその意味」(『人間・環境学』25巻、2016)、「國民的アイドルの創生──AKB48にみるファシスト美学の今日的あらわれ」(『neoneo』6号、2015、映画評論大賞2015受賞)など 高階絵里加(たかしな・えりか) 京都大学人文科学研究所教授。近代美術史 著書に『異界の海』(改訂版、三好企画、2006)、『近代日本の歴史都市』(共著、思文閣出版、2013)、『講座?明治維新11 明治維新と宗教・文化』(共著、有志舎、2016)など 小川順子(おがわ・なおこ) 中部大学国際人間学研究科教授。日本文化研究、チャンバラ映画、大衆文化 著書に『「殺陣」という文化──チャンバラ時代劇映画を探る』(世界思想社、2007)、『戦後映画の産業空間──資本・娯楽・興行』(共著、森話社、2016)、『映画の身体論』(共著、ミネルヴァ書房、2011)、『映画史を読み直す』(共著、岩波書店、2010)など 須川まり(すがわ・まり) 追手門学院大学地域創造学部特任助教。映画学、観光社会学、地域表象研究 著書に『表象の京都──日本映画史における観光都市のイメージ』(春風社、2017)など 小川佐和子(おがわ・さわこ) 北海道大学大学院文学研究院准教授。映画史、音楽劇研究 著書に『映画の胎動──一九一〇年代の比較映画史』(人文書院、2016)、論文に「初期日本映画における外国映画のリメイク──『憲兵モエビウス』から『大尉の娘』へ」(北村匡平・志村三代子編『リメイク映画の創造力』水声社、2017)、論文に“The First World War and Japanese Cinema: From Actuality to Propaganda” (Jan Schmidt, Katja Schmidtpott, eds., The East Asian Dimension of the First World War, Campus Verlag, 2020)など 長門洋平(ながと・ようへい) 立教大学現代心理学部助教。映画研究、聴覚文化論 著書に『映画音響論──溝口健二映画を聴く』(みすず書房、2014)、『戦後映画の産業空間──資本・娯楽・興行』(共著、森話社、2016)、『川島雄三は二度生まれる』(共著、水声社、2018)、『〈ポスト3.11〉メディア言説再考』(共著、法政大学出版局、2019)など 北浦寛之(きたうら・ひろゆき) 開智国際大学国際教養学部講師。映画史、メディア研究 著書に『テレビ成長期の日本映画──メディア間交渉のなかのドラマ』(名古屋大学出版会、2018)、『戦後映画の産業空間──資本・娯楽・興行』(共著、森話社、2016)、『〈ポスト3.11〉メディア言説再考』(共著、法政大学出版局、2019)、『戦後日本文化再考』(共著、三人社、2019)など 花田史彦(はなだ・ふみひこ) 京都大学大学院教育学研究科博士後期課程。メディア史、日本近代史 著書に『生活綴方で編む「戦後史」──〈冷戦〉と〈越境〉の1950年代』(共著、岩波書店、2020)、論文に「社会を変える映画論の射程──映画評論家・岩崎昶の「大衆」観を中心に」(『マス・コミュニケーション研究』92号、2018)、「帝国日本を内破するメディア論──映画評論家・今村太平に関する一考察」(『人文学報』113号、2019)など 高木博志(たかぎ・ひろし) 京都大学人文科学研究所教授。日本近代史 著書に『近代天皇制の文化史的研究──天皇就任儀礼・年中行事・文化財』(校倉書房、1997)、『近代天皇制と古都』(岩波書店、2006)、『陵墓と文化財の近代』(山川出版社、2010)、Kyoto’s Renaissance: Ancient Capital for Modern Japan(Co-Edited, Renaissance Books, 2020)など 木村智哉(きむら・ともや) 玉川大学芸術学部ほか非常勤講師。映像産業史、アニメーション史 論文に「59年世代と演出中心主義──高畑勲と東映動画の〈長い60年代〉」(『ユリイカ』2018年7月臨時増刊号)、「アニメーション制作事業の不安定性とその対策──歴史研究の視点から」(永田大輔・松永伸太朗編『アニメの社会学──アニメ制作者とアニメファンたちの文化産業論』ナカニシヤ出版、2020刊行予定)など 板倉史明(いたくら・ふみあき) 神戸大学大学院国際文化学研究科准教授。映画学、日本映画史 著書に『映画と移民』(新曜社、2016)、『神戸と映画』(編著、神戸新聞総合出版センター、2019)、論文に“Set Design: Colour and Excess in Undercurrent (1956)” (Hideaki Fujiki, Alastair Phillips, eds., The Japanese Cinema Book, Bloomsbury, 2020; “Spontaneity in Acting in Japanese films of the 1930s: An Analysis of Our Neighbor Miss Yae (1934)” (Jeong-hee Lee-Kalisch, Annegret Bergmann, eds., Transcultural Interwinements in the East Asian Art and Culture, 1920s-1950s., VDG, 2018など 京樂真帆子(きょうらく・まほこ) 滋賀県立大学人間文化学部教授。日本史、ジェンダー史 著書に『平安京の都市社会史』(塙書房、2008)、『英雄になった母親戦士──ベトナム戦争と戦後顕彰』(有志舎、2014)、『牛車で行こう!──平安貴族と乗り物文化』(吉川弘文館、2017)など 菊地暁(きくち・あきら) 京都大学人文科学研究所助教。民俗学 著書に『柳田国男と民俗学の近代──奥能登のアエノコトの二十世紀』(吉川弘文館、2001)、『今和次郎「日本の民家」再訪』(共著、平凡社、2012)、『日本宗教史のキーワード──近代主義を超えて』(共編、慶應義塾大学出版会、2018)、『学校で地域を紡ぐ──『北白川こども風土記』から』(共編、小さ子社、2020)など 太田米男(おおた・よねお) 京都映画芸術文化研究所(おもちゃ映画ミュージアム)代表理事。日本映画の歴史、映画復元 著書に『別冊太陽?日本映画と京都』(編著、平凡社、1997)、『撮影監督?宮川一夫の世界』(共著、キネマ旬報社、2000)ほか。論文に『映画「無法松の一生」再生』(1-4、1994-1997、大阪芸術大学紀要『藝術』)、『非常時の少年たち──映画「僕らの弟」と「非常時涙の少年」』(1-2、1998-1999、同前)、『映画の復元──映画「何が彼女をそうさせたか」(1929年)に関して』(1-2、2000-2001、同前)ほか 木下千花(きのした・ちか) 京都大学大学院人間・環境学研究科教授、日本映画史・映像理論 著書に『溝口健二論──映画の美学と政治学』(法政大学出版局、2016)、『リメイク映画の想像力』(共著、水声社、2017)、論文に“Something More Than a Seduction Story: Shiga Akiko’s Abortion Scandal and Late 1930s Japanese Film Culture,” (Feminist Media Histories 1 no. 1, January 2015)など |