日本映画史 | ||||||
戦時下の映画──日本・東アジア・ドイツ | ||||||
本体4500円(+税) | 本書をamazonで購入 | |||||
【編者紹介】 岩本憲児(いわもと けんじ) 早稲田大学名誉教授 専攻=映画史、映像論 『「時代映画」の誕生──講談・小説・剣劇から時代劇へ』(吉川弘文館、2016年)、『ユーモア文学と日本映画──近代の愉快と諷刺』(森話社、2019年) アン ニ(Yan Ni) 日本映画大学特任教授 専攻=比較映画史、表象文化論 『戦時日中映画交渉史』(岩波書店、2010年)、『ポスト満洲 映画論──日中映画往還』(共編著、人文書院、2010年) 【執筆者紹介】(掲載順) 加藤厚子(かとう あつこ) 学習院女子大学非常勤講師 専攻=日本近現代史 『総動員体制と映画』(新曜社、2003年)、「映画会社の市場認識と観客」(藤木秀朗編『観客へのアプローチ』日本映画史叢書14、森話社、2011年) 近藤和都(こんどう かずと) 大東文化大学社会学部講師 専攻=メディア研究 「統制の映画配給――戦時下日本におけるメディア・インフラストラクチャーの再構築」(遠藤薫編『日本近代における〈国家意識〉形成の諸問題とアジア――政治思想と大衆文化』勁草書房、2019年)、「オフ・スクリーンの映像文化史――大正・昭和期の複合施設型映画館」(光岡寿郎・大久保遼編『スクリーン・スタディーズ――デジタル/メディア時代の映像経験』東京大学出版会、2019年) 平賀明彦(ひらが あきひこ) 白梅学園大学・短期大学名誉教授 専攻=日本近現代史 『戦前日本農業政策史の研究』(日本経済評論社、2003年)、『両大戦間期の日本農業政策史』(蒼天社出版、2019年) 渡邉大輔(わたなべ だいすけ) 跡見学園女子大学文学部専任講師 専攻=日本映画史、映像文化論、メディア論 『イメージの進行形』(人文書院、2012年)、『スクリーン・スタディーズ』(共著、東京大学出版会、2019年) 古賀 太(こが ふとし) 日本大学芸術学部教授 専攻=映画史 岩本憲児編『日本映画の海外進出──文化戦略の歴史』(共著、森話社、2015年)、岩本憲児ほか編『日本戦前映画論集──映画理論の再発見』(ゆまに書房、2018年)解説と解題 上田 学(うえだ まなぶ) 神戸学院大学人文学部准教授 専攻=映画史、日本思想史 『日本映画草創期の興行と観客──東京と京都を中心に』(早稲田大学出版部、2012年)、『浅草文芸ハンドブック』(共著、勉誠出版、2016年) 門間貴志(もんま たかし) 明治学院大学文学部教授 専攻=映画史、アジア映画 『アジア映画にみる日本T 中国・香港・台湾編』(社会評論社、1995年)、『朝鮮民主主義人民共和国映画史』(現代書館、2012年) 鄭 j樺(チョン ジョンファ/Chung Chong-Hwa) 韓国映像資料院主任研究員、慶熙大学演劇映画学科兼任教授 専攻=韓国映画史、韓日比較映画史 『韓国映画100年史──その誕生からグローバル展開まで』(明石書店、2017年)、『韓国近代映画史──1892年から1945年まで』(共著、韓国・ドルベゲ、2019年) 李 相雨(イ サンウ/Lee Sang-Woo) 高麗大学国語国文学科教授 専攻=韓国近代文学(韓国近代劇・映画) 『植民地劇場の演技されたモダニティー』(韓国・召命出版、 2010年)、『劇場、政治を夢見る』 (韓国・テオリア、 2018年) 李 道明(リー ドミン/Lee Daw-Ming) 香港バプテスト大学客員教授 専攻=映画史(ドキュメンタリーの歴史と美学) Historical Dictionary of Taiwan Cinema. Lanham, MD: Scarecrow, 2013, 『紀録片:歴史、美學、製作、倫理』(修訂二版、台湾・三民書局、2015年) 秦 剛(シン ゴウ/Qin Gang) 北京外国語大学北京日本学研究センター教授 専攻=日本近現代文学 「東映動画『白蛇伝』におけるポストコロニアルな想像力──その中国表象の歴史的連続性を中心に」(『Intelligence インテリジェンス』第18号、文生書院、2018年3月)、「戦時末期の上海で発行された『大陸』──歴史に埋れた〈外地〉の日本語総合誌」(『早稲田文学』2018年初夏号、2018年4月) ハラルト ・ ザーロモン(Harald Salomon) ベルリン・フンボルト大学森鴎外記念館館長 専攻=日本近現代史 「『愛の一家』の映画化──戦時期日本とドイツ家庭小説」(岩本憲児編『家族の肖像──ホームドラマとメロドラマ』日本映画史叢書7、森話社、2007年)、「ドイツにおける日本映画の受容──最初期の鑑賞会から『十字路』『ハワイ・マレー沖海戦』へ」(『日本映画の海外進出』森話社、2015年) 【翻訳者紹介】 渡辺直紀(わたなべ なおき) 武蔵大学人文学部教授 専攻=韓国文学 『林和文学批評──プロレタリア文学と植民地的主体』(韓国・ソミョン出版、2018年)、『戦争する臣民、植民地の国民文化』(共編、ソミョン出版、2010年) 蔡 宜静(サイ ギセイ/Tsai Yiching) 福建師範大学外国語学院准教授 専攻=日本近代文学 「台湾における日本映画の断絶と交流──一九五〇─一九七二」(『日本映画の海外進出』森話社、2015年)、「小説創作題材の源と異国旅行実践との関連――井上靖、松本清張と司馬遼太郎の三者間の比較」(『台大日本語文研究』第35期、台湾大学日本語文学系、2018年) |