日本近代文学 | ||||||
革命芸術プロレタリア文化運動 | ||||||
本体4800円(+税) | 本書をamazonで購入 | |||||
【編者紹介】 中川成美(なかがわ しげみ) 立命館大学・特別任用教授・名誉教授。日本近現代文学・文化、比較文学。 『語りかける記憶──文学とジェンダー・スタディーズ』(小沢書店、1999年)、『モダニティの想像力──文学と視覚性』(新曜社、2009年)、『戦争をよむ──70冊の小説案内』(岩波新書、2017年) 村田裕和(むらた ひろかず) 北海道教育大学旭川校・准教授。日本近代文学。 『近代思想社と大正期ナショナリズムの時代』(双文社出版、2011年)、「アナキズム詩の場所??小野十三郎『半分開いた窓』における〈不穏な郊外〉」(『文芸研究』第183集、2017年3月) 【執筆者紹介】(掲載順) 伊藤 純(いとう じゅん) 八田元夫演出研究所演出部(1955-59年在籍)。プロレタリア文化運動研究者。現在、貴司山治net資料館を管理・運営している。 「小林多喜二の死と貴司山治──貴司を出所とする「党生活者校正刷」(小樽文学館所蔵)をめぐって」(『水脈』第9号、2010年3月)、「プロレタリア文化運動と"コミンテルン三二年テーゼ"──「昭和戦前期プロレタリア文化運動資料研究会」の資料集成作業の中から」(『フェンスレス』第4号、2016年9月) 玉川 薫(たまがわ かおる) 市立小樽文学館館長。日本近代文学。 企画展「伊藤整の『日本文壇史』展」(1998年)、『昭和歌謡全集 北海道編』(1999年)他の展示構成・図録編集 立本紘之(たてもと ひろゆき) 法政大学大原社会問題研究所・兼任研究員。日本近現代史。 「一九二〇年代日本左翼運動における「知」の転換──ドイツからロシアへ」(『東京大学日本史学研究室紀要』第17号、2013年3月)、「戦前期日本における「防共」概念の社会的意義と後景思潮」(榎一江編『戦時期の労働と生活』法政大学出版局、2018年) 内藤由直(ないとう よしただ) 立命館大学・准教授。日本近代文学。 『国民文学のストラテジー』(双文社出版、2014年)、『戦後史再考──「歴史の裂け目」をとらえる』(共著、平凡社、2014年) 和田 崇(わだ たかし) 三重大学・准教授。日本近代文学。 『演歌の明治ン大正テキヤ──フレーズ名人・添田唖蝉坊作品と社会』(共著、社会評論社、2016年)、「日独プロレタリア文学の往来──雑誌"Die Links-kurve"を中心に」(『立命館文学』第652号、2017年8月) 鳥木圭太(とりき けいた) 立命館大学・助教。日本近現代文学。 『リアリズムと身体──プロレタリア文学運動におけるイデオロギー』(風間書房、2013年)、「佐多稲子『歯車』に見る「政治と文学」──ハウスキーパーという再生産労働」(『草茫々通信』第12号、2018年6月) 正木喜勝(まさき よしかつ) 学芸員。近代日本演劇史。 「村山知義研究──劇場の中の革命」(博士論文、2010年)、「共有領域としてのプロレタリア演劇──前進座の誕生とその背景」(神山彰編『交差する歌舞伎と新劇』森話社、2016年) 鴨川都美(かもがわ さとみ) 久留米工業高等専門学校・准教授。日本近代演劇・文学。 「村山知義『暴力団記』の歴史的意義──搾取の構造とプロレタリアートの形象」(『社会文学』第39号、2014年2月)、「原爆戯曲を覆う抑制──「島」/「ゼロの記録」の受容から」(『日本文学』第66巻第11号、2017年11月) 足立 元(あだち げん) 二松学舎大学・専任講師。美術史。 『前衛の遺伝子──アナキズムから戦後美術へ』(ブリュッケ、2012年)、「前衛のちひろ 1947-1952」(『生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。』東京ステーションギャラリー、2018年) 池田啓悟(いけだ けいご) 立命館大学等非常勤講師。日本近代文学。 『宮本百合子における女性労働と政治』(風間書房、2015年)、「慈善と信念をめぐって──宮本百合子「貧しき人々の群」論」(『立命館文学』第652号、2017年8月) 武田悠希(たけだ ゆき) 武庫川女子大学等非常勤講師。日本近代文学。 「押川春浪『英雄小説武?の日本』の小説像──素材・構造・執筆動機を鍵として」(『日本近代文学』第91集、2014年11月)、「「日露戦争 写真画報」における押川春浪──家庭を対象とした雑誌編集の実践」(『近代文献調査研究論集』国文学研究資料館研究成果報告書、2016年3月) 泉谷 瞬(いずたに しゅん) 大谷大学・任期制講師。日本近現代文学。 「暴力からの脱出/他者への接近──津村記久子「地下鉄の叙事詩」論」(『日本文学』第63巻第9号、2014年9月)、「出向者のクィア・リーディング──伊藤計劃『虐殺器官』と津村記久子「十二月の窓辺」」(『昭和文学研究』第77集、2018年9月) |