歴史・文化史・民俗学 | |
ウチナーヤマトゥグチの研究 | |
座安浩史[著] |
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全国共通語と沖縄方言が混じり合って生まれたウチナーヤマトゥグチは、伝統的な方言の継承が難しくなった現代沖縄において、世代を越えた地域共通語としての役割を担っている。 ウチナーヤマトゥグチの助詞や文末表現に注目し、沖縄本島と八重山の用例を比較しながら、その実態を明らかにする。 【目次】 [序章]本研究の位置づけ [第1章]琉球方言・音韻の記述的研究 [第2章]琉球方言・助詞の記述的研究 [第3章]ウチナーヤマトゥグチの助詞「カラ」の用法 [第4章]係助詞「は」「も」の前に付く「ガ」の用法 [第5章]格助詞に後接する「ガ」の用法 [第6章]ウチナーヤマトゥグチの終助詞の用法 [第7章]ウチナーヤマトゥグチの「〜シヨッタ」・「〜シテアル」形式について [終章]ウチナーヤマトゥグチ研究のこれから 参考文献 [資料編] 資料@ 上田方言 助詞の用法 資料A 石垣市方言 助詞の用法 初出一覧 おわりに 索引 |
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【著者紹介】 座安浩史(ざやす・ひろふみ) 1987年沖縄県生まれ。琉球大学教育学部卒業。琉球大学大学院教育学研究科国語教育専修修了。國學院大學大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。 2015年7月、『國學院雜誌』学生懸賞論文・佳作。同年8月、「国際語としての日本語に関する国際シンポジウム(EJHIB2015)」優秀発表賞。 専攻は日本語学。現在、國學院大學大学院特別研究員。 |