日本文学[古代]
女と男のことばと文学  性差・言説・フィクション
女と男のことばと文学

叢書・文化学の越境 5

小森潔[編]
四六判/256頁
本体2600円(+税)
ISBN4-916087-11-9
C1095
1999.3

日本文学[古代]
日本図書館協会選定図書


「力強く男らしい文体」「優美な女らしいことば」……。
こうした発想や表現の枠組みと、ことばや文学はどのような関係をもつのか。
「男/女」をめぐる制度的言説を、平安朝と近現代を軸に多角的に論じる。

【目次】
脱〈女流文学〉論のためのデッサン=林浩平
『とりかへばや』の性愛と性自認=立石和弘
[座談会]女の言説・男の言説=井口時男・植田恭代・小森潔・関礼子
『源氏物語』の遊びわざ=松井健児
逸脱する〈父〉――森茉莉『甘い蜜の部屋』=菅聡子
『更級日記』の「橋」「渡り」をめぐって=原岡文子
「教科書」の中の女と男――井上ひさし『ナイン』を例として=小森潔

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