歴史・文化史・民俗学
異教のニューカマーたち  日本における移民と宗教
異教のニューカマーたち

三木 英[編]
A5判/392頁
本体4800円(+税)
ISBN978-4-86405-105-7
C1036
2017.1

宗教・社会


200万を超える在留外国人と日本人は今いかなる関係を築いているのだろうか?
新しい隣人を深く知るために異国の地で彼らが拠り所とする信仰をフィールドワークから詳らかにする。

【目次】

はじめに=三木 英

T イスラームとハラールの広がり
第1章 マスジドと地域社会=三木 英
第2章 イスラーム圏からの観光とハラール=藤田智博
第3章 現代日本における「ハラール」をめぐる諸問題=沼尻正之
第4章 マスメディアの中の「ハラール」──『朝日新聞』記事の分析=沼尻正之
第5章 韓国・台湾イスラーム事情=三木 英

U 台湾・ベトナム・スリランカから来た仏教
第6章 台湾仏教寺院における非宗教的な交わり=三木 英
第7章 設立される待望の故郷──在日ベトナム人と仏教寺院=三木 英
第8章 修験道寺院におけるスリランカ仏教の祭り=岡尾将秀
第9章 テーラワーダ仏教の日本人による受容=岡尾将秀

V 韓国・ラテン・フィリピン・旧ソ連発のキリスト教
第10章 韓国人宣教師にとっての日本宣教──「汝の敵」「隣り人」としての日本=中西尋子
第11章 なぜ日本人が韓国系キリスト教会の信者になるのか──教化方法に着目して=中西尋子
第12章 信仰を介した在日ペルー人の擬似家族──ペルー人ペンテコステ系教会の事例から=三木 英
第13章 在日フィリピン人とイグレシア・ニ・クリスト=三木 英
第14章 日本における旧ソ連諸国出身者の宗教生活=藤田智博

[附録] 国内マスジド探訪記=三木 英・沼尻正之

あとがき=三木 英


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【編者紹介】
三木 英(みき・ひずる)
大阪国際大学教授。宗教社会学
『宗教と震災──阪神・淡路、東日本のそれから』(森話社、2015年)、『宗教集団の社会学──その類型と変動の理論』(北海道大学出版会、2014年)

【執筆者紹介】
藤田智博(ふじた・ともひろ)
民間の研究所にて研究員。価値意識、グローバリゼーション論
「外国イメージのコーホート分析──好きな外国へのグローバリゼーションの効果」(太郎丸博編『後期近代と価値意識の変容──日本人の意識1973─2008』東京大学出版会、2016年)、「若年層の内向き志向──留学をめぐる「グローバリゼーションの逆説」」(『ソシオロジ』60(1)、2015年6月)

沼尻正之(ぬまじり・まさゆき)
追手門学院大学准教授。宗教社会学
「ムスリムと出会う日本社会」「再現される故郷の祭り」(三木英・櫻井義秀編『日本に生きる移民たちの宗教生活──ニューカマーのもたらす宗教多元化』ミネルヴァ書房、2012年)

岡尾将秀(おかお・まさひで)
大阪市立大学都市文化研究センター研究員。宗教社会学
「都市周辺山地における民俗宗教の変容と継続──生駒山麓信貞寺における修験道の復興」(『大阪産業大学論集 人文・社会科学編』23、2015年2月)、「天理教における講の結成──生活のなかでの儀礼と奉仕」(宗教社会学の会編『宗教を理解すること』創元社、2007年)

中西尋子(なかにし・ひろこ)
関西大学ほか非常勤講師。宗教社会学
『統一教会──日本宣教の戦略と韓日祝福』(櫻井義秀との共著、北海道大学出版会、2010年)、「韓国キリスト教の日本宣教──在日大韓基督教会と韓国系キリスト教会群の連続性」(『宗教と社会』22、2016年6月)