日本文学[近世・近代・現代]
村上春樹・塔と海の彼方に
村上春樹・塔と海の彼方に

小林正明[著]
四六判/256頁
本体2400円(+税)
ISBN4-916087-10-0
C1095
1998.11

日本文学[現代]


ペンダントや犬、井戸、チュ−インガムなど作中に頻出する断片的な事物や単語は何を意味するのか。
〈フロイト/ラカン〉を基軸に、村上春樹のテクストの体系的な原理と方法を解明する。

【目次】
1 塔のある光景
2 井戸からイドへ
3 かくして語りが発生する
4 地図と言葉のナラトロジー
5 デッキ・チェアで語る女
6 招魂の文法
7 降下するボーイング747
8 それを平面化してみれば
9 影と自己破壊
10 ファシズムを溯りつつ
11 去勢と同化をめぐる遺言
12 鏡像的双数、そして海へ
13 一九八三年のピーター・パン
14 死の同心円を逃れて
15 兄弟同盟のごとくに
16 変身譚・トナカイと鼠
17 ダブル・カードの物語論
18 塔と海の彼方に

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