歴史・文化史・民俗学
王朝の権力と表象  学芸の文化史
王朝の権力と表象

叢書・文化学の越境 4

服藤早苗[編]
四六判/256頁
本体2600円(+税)
ISBN4-916087-09-7
C1021
1998.09

平安時代史
日本図書館協会選定


古代都市の成立とともに、人々の精神的・文化的営為は、権力の力学とどうかかわり、どのような意義をもって表現されたのか。
平安時代の文化・文芸をささえる権力と表象のメカニズムを、多角的な視座を通 して浮かびあがらせる。

【目次】
奈良・平安時代の出家――「官僧・私度僧」から「官僧・遁世僧」へ=岡野浩二
院政期の大学寮と学問状況 ――藤原頼長の事績を中心に=戸川点
過差の権力論――貴族社会的文化様式と徳治主義イデオロギーのはざま=遠藤基郎
平安時代の作庭事業と権力――庭石の調達を中心に=上杉和彦
摂関家と馬=中込律子
舞う童たちの登場――王権と童=服藤早苗

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