日本文学[近世]
近世和文の世界  蒿蹊・綾足・秋成
近世和文の世界

風間誠史[著]
A5判/368頁
本体7200円(+税)
ISBN4-916087-07-0
C1095
1998.06

日本文学[近世]
在庫僅少


近世中期、国学の成立とともに、漢文に対抗して、純粋な日本語の文章=「和文」をつくりだそうとする試みが起こった。 日本文学史上稀有な、この表現の創造と達成を、蒿蹊・綾足・秋成を中心にさぐる力作論集。

【目次】
[序]近世和文とは何か
[T伴蒿蹊]伴蒿蹊の和文運動 『国文世々の跡』の文章論 『訳文童喩』と〈うつしぶみ〉の展開ほか
[U建部綾足]『折々草』の世界『折々草』の風流 『すずみぐさ』の世界ほか
[V上田秋成]雑居するテキスト――『藤簍冊子』総論 「秋山記」の世界 書く行為の時空――「御嶽さうじ」論ほか

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