桐村英一郎[著]
四六判/208頁
本体2000円(+税)
ISBN978-4-86405-069-2
C0021
2014.10
古代史
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「同母の兄妹・姉弟は交わってはならない」という古代社会のタブー。それをやぶる禁断の恋に憑かれた皇子・皇女たちに訪れた結末とは?
『古事記』『日本書紀』に秘められたメッセージを読み解き、「聖」と「性」の究極ともいえる禁忌の世界へ読者をいざなう。
【目次】
まえがき
第一話 サホビコとサホビメ
第二話 カルノミコとカルノオオイラツメ
第三話 中大兄皇子と間人皇女
第四話 大伯皇女と大津皇子
第五話 イザナキノミコトとイザナミノミコト
[年表]激動の七世紀を生きた本書の主人公たち
参考文献
あとがき
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【著者紹介】
桐村英一郎(きりむら・えいいちろう)
昭和19年(1944年)生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。
昭和43年(1968年)朝日新聞社入社。ロンドン駐在、名古屋本社経済部次長、大阪本社経済部長、東京本社経済部長、論説副主幹を歴任。平成16年(2004年)末、定年を機に奈良県明日香村に移住。神戸大学客員教授として国際情勢、時事英語などを教えながら、古代史を学ぶ。平成22年(2010年)秋から三重県熊野市波田須町に住んでいる。
現在、三重県立熊野古道センター理事、国際熊野学会委員、海の熊野地名研究会理事、NPO法人ACT.JT理事。
著書は『もうひとつの明日香』(青娥書房、2007年)、『大和の鎮魂歌』(同、2007年)、『ヤマト王権幻視行』(方丈堂出版、2010年)、『熊野鬼伝説』(三弥井書店、2012年)、『イザナミの王国 熊野』(方丈堂出版、2013年)。共著に『昭和経済六〇年』(朝日新聞社、1987年)など。
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