福寛美[著]
四六判/296頁
本体3200円(+税)
ISBN978-4-86405-056-2
C1095
2013.12
日本文学[琉球文学]
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おもろは「歴史」を謡うのか?
王朝成立以前の琉球に割拠し、文字資料を残さなかった三山の王たちの息吹を、おもろはどのように伝えているのか。
おもろにまといつく「古代」「神秘」といった神話をはぎとり、そこに残存する歴史の断片を発見する。
【目次】
1 はじめに
2 『おもろさうし』と表記
3 ぐすく時代と交易
4 今帰仁按司
5 下の世の主
6 大里按司
7 佐敷按司
8 結びにかえて──英雄の世紀
参考文献
あとがき
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【著者紹介】
福寛美(ふく ひろみ)
法政大学兼任講師。法政大学沖縄文化研究所兼任所員。
学習院大学文学部国文学科卒業。学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。文学博士。
『ユタ神誕生』(南方新社、2013年)、『夜の海、永劫の海』(新典社、2011年)、『うたの神話学──万葉・おもろ・琉歌』(森話社、2010年)、『琉球の恋歌──「恩納なべ」と「よしや思鶴」』(新典社、2010年)
『喜界島・鬼の海域──キカイガシマ考』(新典社、2008年)、『琉球王国誕生──奄美諸島史から』(共著、森話社、2007年)、『琉球王国と倭寇──おもろの語る歴史』(共著、森話社、2006年)
ほか。
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