映画・映像
剣光一閃──戦後時代劇映画の輝き
剣光一閃

小松 宰[著]
四六判/384頁
本体2800円(+税)
ISBN978-4-86405-053-1
C0074
2013-11

日本映画


決然と生きる時代劇の主人公たち──。時代劇とはなにを描き、なにを語ろうとしたのか。 映画史に残る名作・傑作から広く映画ファンに愛された娯楽作まで、時代劇に表れた日本人の精神構造をさぐる評論集。

【目次】
1章  現代史としての幕末映画
2章  新選組映画の深層心理
3章  忠臣蔵映画の興亡
4章  シリーズ時代劇と捕物帳
5章  定番時代劇がゆく
6章  残酷時代劇と集団抗争時代劇
7章  柳生武芸帳の秘密
     1 柳生武芸帳の秘密
     2 柳生十兵衛はいつ片目を失ったのか
8章  黒澤時代劇の世界
     1 『羅生門』の真実
     2 時代劇の金字塔『七人の侍』
     3 『影武者』と『笛吹川』
9章  激動する時代の中で
     1 岡崎三郎信康の悲劇
     2 龍馬映画の行方
     3 東映の非東映時代劇
     4 日本的なものを求めて
     5 形を変えた時代劇
10章  白刃の美学
11章 文芸時代劇の系譜
12章 21世紀の時代劇
13章 〈死の美学〉としての時代劇


本書をamazonで購入

【著者紹介】
小松 宰(こまつ おさむ)
映画評論家。日本映画ペンクラブ会員。
新聞や雑誌に映画評論を多数発表。近年は時代劇映画の研究に専念。忠臣蔵研究家としての忠臣蔵講演をはじめ、織田信長、坂本龍馬、源義経などの歴史講演も数多く行っている。 NHKカルチャー弘前教室映画講座講師。弘前文学学校講師。
著書『怪談 鳳鳴の七不思議』路上社。
共著『秋田県の不思議事典』新人物往来社 (文庫化題名『秋田県謎解き散歩』中経出版)など。