藤井康生[著]
A5判/448頁
本体3600円(+税)
ISBN978-4-86405-050-0
C0074
2013-07
演劇
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舞台と映画の「昭和芸能大全」
『滝の白糸』『国定忠治』『忠臣蔵』……かつて日本人が愛した新派・新国劇・歌舞伎の舞台の数々は、くりかえし上演され、たびたび映画化された。これら名作・人気作品の舞台と映画の関係を検証して、国民文化の華といえる「昭和芸能」の魅力を探り、人々の心をとらえた人気の秘密に迫る。
《T》新派篇
残菊物語
歌行燈
婦系図
滝の白糸
日本橋
不如帰
明治一代女
鶴八鶴次郎
風流深川唄
《U》新国劇篇
沓掛時次郎
国定忠治
月形半平太
大菩薩峠
関の弥太っぺ
雪の渡り鳥(鯉名の銀平)
瞼の母
暗闇の丑松
一本刀土俵入
殺陣師段平
王将
無法松の一生
宮本武蔵
丹下左膳
《V》歌舞伎篇
心中天網島
曾根崎心中
女殺油地獄
堀川波鼓
国性爺合戦
忠臣蔵
浪曲入り忠臣蔵
東海道四谷怪談
幡随院長兵衛
切られ与三と弁天小僧
お嬢吉三(三人吉三)
修禅寺物語
番町皿屋敷
《W》番外篇
阿部一族
雪之丞変化
がめつい奴
蜘蛛巣城(マクベス)
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【著者紹介】
藤井康生(ふじい やすなり)
1939年、東京生まれ
名古屋大学大学院文学研究科修了(フランス文学専攻)、文博、大阪市立大学名誉教授
主な著書
『フランス・バロック演劇研究』(平凡社、1995年)、『幻想劇場』(平凡社、1988年)、『東西チャンバラ盛衰記』(平凡社、1999年)、『名古屋を読む』(風媒社、1992年)、『神戸を読む』(晃洋書房、2009年)
主な訳書
Ph. ボーサン『ヴェルサイユの詩学――バロックとは何か』(平凡社、1986年)、J.シャイエ『魔笛――秘教オペラ』(共訳、白水社、1976年、改装版2011年)、F. A. イエイツ『ヴァロワ・タピスリーの謎』(共訳、平凡社、1989年) |
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