映画・映像
ecce 3  映像と批評
ecce 3

特集=映像と言語の世界

岩本憲児
北野圭介
リピット水田堯[編]
A5判/248頁
本体2400円(+税)
ISBN978-4-86405-035-7
C1374
2012-05

映画・映像


中国、アフリカ、フランス、オランダ、カナダ、日本など、世界の様々な視点から、現在の世界における「映像と言語」の問題を考える。

【目次】
[インタビュー]
「貧しい」世界の内奥から──映画における雑多性と公共性=諏訪敦彦

[特集論文]
髪、ホラー、ジャンルのイメージ──中田秀夫の『リング』=ジュネヴィーヴ・ユ
イメージナショナリズム──翻訳におけるイマジナリーな言語=リピット水田堯
「物語」なるものの根源 諏訪敦彦の『2/デュオ』と『H Story』=井上間従文
植民地的視覚性のケース・スタディ──バンツー教育映画実験=アブバカール・サノゴ
グローバル化する南京大虐殺──『南京!南京!』における過去の再─提示をめぐって=朱妍紅
授業を忘れること──ジャン・パンルヴェの映画版「悦ばしき知」=ジェイムズ・レオ・ケイヒル

[散文詩]
ある〈心霊〉の伝記=メルヴィン・モタイ

[展覧会評]
ロボットと空気人形──「ロボットと美術」展=岩本憲児
目だけでなく耳と手について──「映画絵画」と「デヴィッド・リンチ "DARKENED ROOM"展」=篠木涼

[連続インタビューA]
日本映画の新たな夜明け──第三期ATG社長就任以後=佐々木史朗

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【編者紹介】
岩本憲児(いわもとけんじ)日本大学芸術学部教授/映画史・映画理論

北野圭介(きたのけいすけ)立命館大学教授/映画理論・映像理論

リピット水田堯(Akira Mizuta Lippit)南カリフォルニア大学教授/映画史・映像論・実験映画