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	| 田中仁[著]A5判/296頁
 本体8200円(+税)
 ISBN978-4-86405-032-6
 C1095
 2012.03
 
 日本文学[近世]
 
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		| 古来、和歌には「短歌」とともに「長歌」が存在したが、長歌形式は『万葉集』の時代をひとつの頂点として、以後急速に衰退していく。その後、江戸時代中期になって国学の隆盛と古学復興、古代和歌研究と古風和歌の流行などを背景に復活していく様相を明らかにする。
 
 【目次】
 
 [T  近世長歌の表現と様式]
 賀茂真淵の長歌表現
 江戸派の長歌表現
 本居宣長の長歌表現
 
 [U  近世長歌の叙情と題材の拡大]
 納涼長歌論
 追悼長歌論
 恋歌長歌論
 詠史・詠物長歌論
 新奇を描く幕末・明治長歌
 
 [付 資料編]
 中島広足『橿園長歌集』(第一、二集)翻刻
 青木永章『玉園長歌集』翻刻
 
 
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	| 【編者紹介】
 田中 仁(たなか ひとし)
 学習院大学文学部非常勤講師。
 専門 日本近世文学(とくに和歌)
 論文 「『ひとり笑ひ』論」(「学習院大学大学院日本語日本文学」2号、平成18年3月)「『古事記』『万葉集』の蛙(タニグク)」(鈴木健一編『鳥獣虫魚の文学史 日本古典の自然観3 虫の巻』、三弥井書店、平成24年)など。
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