映画・映像 | |
日本映画の誕生 | |
日本映画史叢書15 | |
岩本憲児[編] |
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映画の渡来をはじめ、最初期の上映、撮影、興行、映画館、製作、弁士、音楽、色彩、さらに幻燈や語り、玩具としての視覚装置など、映画史の興味深い地層を発掘する。 【目次】 [T映画渡来前後]映画の渡来──エジソン映画と日本=岩本憲児 メリエスはいつから知られていたのか=古賀太 写し絵から映画へ──映像と語りの系譜=大久保遼 映画渡来前後の家庭用映像機器──幻燈・アニメーション・玩具映画=松本夏樹 [U興行と観客] 日本映画の初公開──明治三二年の興行と上映番組=入江良郎 駒田好洋の遺した資料=碓井みちこ 映画館の〈誕生〉──電気館における興行と観客の変容=上田学 初期映画に見る見世物性と近代性──「相撲活動写真」と明治期日本=渡邉大輔 興行師の時代と小林喜三郎=田島良一 [V弁士・音・色彩] 日本映画と声色弁士=成田雄太 名古屋で展開した弁士に関する言説=小林貞弘 無声映画と蓄音機の音──歌舞音楽と革新的潮流=大傍正規 黎明期から無声映画期における色彩の役割──彩色・染色・調色=板倉史明 [付] 関連年表=藤田純一 |
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【編者紹介】 岩本憲児(いわもと けんじ) 日本大学芸術学部教授/映画史・映画理論 『幻燈の世紀』(森話社、2002年)、『サイレントからトーキーへ──日本映画形成期の人と文化』(森話社、2007年) |