伊藤禎子[著]
A5判/344頁
本体7400円(+税)
ISBN978-4-86405-024-1
C1095
2011.05
日本文学[中古]
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祝祭とは転倒させる快楽を求める時空のことである。祝祭の物語である『うつほ物語』は、日常を決して捨て去ることなく、非日常の世界を希求し続ける。二項対立的でありながら両義的でもある、エネルギーに満ちあふれた現存最古の長編物語を読む。
【目次】
[序章『うつほ物語』の扉]物語の現在
[1 音楽物語論]虚構の音楽 〈耳〉の音響 書物の〈音〉 秘曲の醸成 記憶の〈音〉
[2 祝祭物語論]祝祭の狼煙 闇の祝祭 祝祭の果て 幻想の祝祭
[3 〈絵解〉論]絵と〈絵解〉 〈絵解〉の語り
[附編『うつほ物語』関連資料]作品別音楽演奏場面 『うつほ物語』音楽関連記事一覧 『うつほ物語』〈絵解〉資料
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【著者紹介】
伊藤禎子(いとう ていこ)
1978年 広島県生まれ
2001年 清泉女子大学文学部卒業
2009年 学習院大学人文科学研究科博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)
現在、学習院大学文学部日本語日本文学科非常勤講師
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