映画・映像 | |
ecce 2 映像と批評 | |
特集=目と映像 | |
岩本憲児 |
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カメラのとらえた映像は現実を客観的に写しているのか。それとも人間の欲望や意図を反映した「目」となっているのだろうか。映像表現における人間の目とカメラアイの関係を、映画、3 D映像、写真、絵画などにさぐる。 【目次】 [共同討議] 人間の目とカメラの目――何を見るのか、何を見せるのか=川田都樹子×犬伏雅一×櫻井篤史×坂尻昌平×北野圭介×岩本憲児 [評論] ヴェルトフ──〈映画眼〉は〈事実〉をどう見たか=大石雅彦 非情な愛──アンドレ・バザンのカメラ・アイ論をめぐって=伊津野知多 カメラアイのまなざし、その相互主観性=足立ラーベ [対談] 光と声の原初的記憶=吉増剛三×高橋世織 [評論]路上とカメラアイ──都市空間でのカメラ生態学ノート覚書=佐藤洋一 通過するイメージ、定着する映像=水由章 映画の三次元――複製、ミメーシス、消滅=アキラ・ミズタ・リピット [インタビュー] 日本映画の新たな夜明け――第三期ATG社長主任以後=佐々木史ト(聞き手=北野圭介/川村健一郎) その他、随想・展評・書評など |
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【編者紹介】 岩本憲児(いわもとけんじ)日本大学芸術学部教授/映画史・映画理論 北野圭介(きたのけいすけ)立命館大学教授/映画理論・映像理論 リピット水田堯(Akira Mizuta Lippit)南カリフォルニア大学教授/映画史・映像論・実験映画 |