映画・映像
ecce 2  映像と批評
ecce 1

特集=目と映像

岩本憲児
北野圭介
リピット水田堯[編]
A5判/228頁
本体2200円(+税)
ISBN978-4-86405-008-1
C1374
2010-03

映画・映像


カメラのとらえた映像は現実を客観的に写しているのか。それとも人間の欲望や意図を反映した「目」となっているのだろうか。映像表現における人間の目とカメラアイの関係を、映画、3 D映像、写真、絵画などにさぐる。

【目次】
[共同討議]
人間の目とカメラの目――何を見るのか、何を見せるのか=川田都樹子×犬伏雅一×櫻井篤史×坂尻昌平×北野圭介×岩本憲児

[評論]
ヴェルトフ──〈映画眼〉は〈事実〉をどう見たか=大石雅彦
非情な愛──アンドレ・バザンのカメラ・アイ論をめぐって=伊津野知多
カメラアイのまなざし、その相互主観性=足立ラーベ

[対談]
光と声の原初的記憶=吉増剛三×高橋世織

[評論]路上とカメラアイ──都市空間でのカメラ生態学ノート覚書=佐藤洋一
通過するイメージ、定着する映像=水由章
映画の三次元――複製、ミメーシス、消滅=アキラ・ミズタ・リピット

[インタビュー]
日本映画の新たな夜明け――第三期ATG社長主任以後=佐々木史ト(聞き手=北野圭介/川村健一郎)
その他、随想・展評・書評など


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【編者紹介】
岩本憲児(いわもとけんじ)日本大学芸術学部教授/映画史・映画理論
北野圭介(きたのけいすけ)立命館大学教授/映画理論・映像理論
リピット水田堯(Akira Mizuta Lippit)南カリフォルニア大学教授/映画史・映像論・実験映画