猪股ときわ[著]
A5判/392頁
本体7500円(+税)
ISBN978-4-86405-005-0
C1095
2010.01
日本文学[古代]
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古代の宮廷において、歌や音楽はどのようにつくられ、そこで発揮された〈ワザ〉や〈知〉とはどのようなものだったのか。古代の楽書や歌集、説話や神話、物語を読みときながら、さまざまな知や遊戯がはたらき、技能が実践される現場へと降り立つ。
【目次】
[T 古代宮廷のワザと「調べ」] 音のワザの世界 琴の言葉 歌う身体と書く身体 実践のための書物 天孫の譜・天女の琴 「手」と譜と
[U「歌」にまつわる言語行為] 憶良と『類聚歌林』 「物」の織り成す世界 ワザとしての書くこと スサノヲの「歌」作りと「宮」作り 藤原浜成が聞いた「歌」
[V 八世紀の知と遊戯] 万葉歌の漢字遊戯 歌の身体 可能態としての言語 聖なる言葉と〈エロス的言説〉 常世の国の倭武天皇 類聚の思想
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【著者紹介】
猪股ときわ(いのまた ときわ)
1960年生まれ。東京都在住。古代日本文学専攻。東京学芸大学大学院修了。東洋大学大学院博士後期課程満期退学。東京都立短期大学専任講師を経て、首都大学東京准教授。
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