歴史・文化史・民俗学 | |
罪と罰の文化誌 | |
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服藤早苗・赤阪俊一[編] |
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罪と犯罪は異なるのか。また、どのような行為が罰せられるのか。時代や社会によってさまざまな様相をみせる〈罪と罰〉〈犯罪と刑罰〉の関係を歴史的・文化的に考察する。 【目次】 [Ⅰ 罪と罰の歴史論] 第1章 白拍子女の登場と変容──中世前期の買売春=服藤早苗 第2章 『往生要集』に見る罪と罰──みやこびとの憎むこと、恐れるもの=湯浅吉美 第3章 戦争責任の無自覚──日本の敗戦と徳富蘇峰=福島良一 [Ⅱ 罪と罰の原理論] 第4章 女性による/に対する犯罪──ヨーロッパ古代・中世のレイプをめぐる罪と罰=赤阪俊一 第5章 「目に見える」罪と罰──『悪弊の解剖』と衣服・演劇=米村泰明 第6章 緊急避難の免罪不処罰について──二重結果論からの考察=尾崎恭一 第7章 殺人鬼の帝国──ハリウッド的想像力の罪と罰=西山智則 |
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【編者紹介】 服藤早苗(ふくとう さなえ) 1947年生。埼玉学園大学人間学部教授。日本史(平安時代)・ジェンダー史。 『平安王朝の子どもたち』(吉川弘文館、2004年)、『平安王朝社会のジェンダー』(校倉書房、2006年) 赤阪俊一(あかさか しゅんいち) 1948年生。埼玉学園大学人間学部教授。西洋中世史。 『文化としての暴力』(編著、森話社、2006年)、『対話で入門 西洋史』(森話社、2008年) |